「赤ちゃんのために何か始めたいけれど、何をすればいいんだろう?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、赤ちゃんはお腹の中にいる頃から外の音を感じ始め、生まれたあとも毎日の暮らしの中で、たくさんの音を吸収しています。
乳幼児期にさまざまな音や言葉、人とのやり取りを経験することは、「聞く力」を育む大切な土台になります。
今回は、おうちで気軽に取り入れられる「耳を育てる遊び」と、我が家で実践していたことをご紹介します。
なぜ赤ちゃんの「聞く力」が大切なの?
乳幼児期は、脳が急速に発達する時期です。
赤ちゃんは毎日、家族の声や生活音、音楽など、さまざまな音を聞きながら少しずつ世界を理解していきます。
「聞く力」は、
- 言葉を覚える
- 人の話に耳を傾ける
- 音の違いに気づく
- 音楽を楽しむ
など、これからの成長につながるさまざまな経験の土台になります。
大切なのは、特別な教材を用意することではなく、毎日の暮らしの中で心地よい音や会話にたくさん触れることです。
今日からできる!耳を育てる3つのアプローチ
① ママ・パパの声をたくさん届ける
赤ちゃんにとって、一番安心できる音は、大好きな家族の声です。
「おはよう。」
「気持ちいいね。」
「お花が咲いているね。」
など、特別なことを話そうとしなくても大丈夫。
目の前で起きていることを言葉にして伝えるだけで、赤ちゃんは声のリズムや表情を感じ取りながら、少しずつ言葉の世界に親しんでいきます。
研究でも、赤ちゃんは録音や映像だけでなく、人とのやり取りを通して言葉をより学びやすいことが示されています。
② 音楽やさまざまな言葉に親しむ
童謡、クラシック、ジャズ、自然の音…。
いろいろな音楽を楽しむことは、赤ちゃんにとって豊かな音の体験になります。
また、英語や中国語など、普段とは違う言葉の音に触れることも、「こんな音もあるんだ」と感じるきっかけになるかもしれません。
我が家では、英語や中国語の歌や音声を、日常のBGMとして小さな音量で流していました。
もちろん、「聞き流すだけで話せるようになる」というわけではありません。
でも、小さい頃からさまざまな言葉のリズムや響きに親しんでいたおかげか、子どもが英語を習い始めたときは、耳から入る音にあまり抵抗がなかったように感じています。
これはあくまで我が家の体験ですが、「外国語って楽しい」という気持ちにつながったことは、とても良かったと思っています。
③ 音の鳴るおもちゃで遊ぶ
赤ちゃんは、自分で音を鳴らす遊びが大好きです。
ラトルやガラガラを振ったり、木琴や太鼓を叩いたり。
「自分が動くと音が鳴る」という経験は、とても楽しい発見です。
また、音がする方向を探したり、音の違いを楽しんだりすることも、遊びの中で自然に経験できます。
我が家では木琴を長く愛用していました。
丈夫で長く使えたので、遊びに来たお友達にも人気のおもちゃでした♪ Amazon商品はこちらから
スクリーンとの付き合い方も大切
音を聞かせたいからといって、スマートフォンやタブレット、テレビの動画を長時間見せ続けることはおすすめできません。
乳幼児期は、視力や生活リズムが発達していく大切な時期です。
特に寝る前に強い光やブルーライトを浴びると、睡眠のリズムに影響する可能性があることが知られています。また、長時間近い距離で画面を見続ける生活は、目に負担がかかるだけでなく、親子の会話や外遊びなど、子どもの成長に大切な時間が減ってしまうことにもつながります。
そのため、小さなうちは「画面を見る時間」と「親子で過ごす時間」のバランスを意識することが大切です。
もちろん、スマホやテレビを完全に禁止する必要はありません。
ご家庭に合ったルールを決めながら、無理なく付き合っていけるといいですね。
💡 我が家が実践していたこと
我が家では、子どもが3歳頃までは、スマホやテレビはできるだけ見せず、英語や中国語の音声をCDプレーヤーやスピーカーで流していました。
画面ではなく「音」だけを日常に取り入れることで、親子で遊んだり、本を読んだり、歌を歌ったりする時間を大切にしていました。
……とはいえ、正直これは想像以上に大変でした(笑)。
スマホやテレビに頼らないということは、その分、親が一緒に遊ぶ時間が増えます。
家事が思うように進まない日もあれば、「今日はもう何もしたくない……」と思う日もたくさんありました。
それでも続けられたのは、「まずは3歳まで頑張ってみよう」と、自分の中で一つの区切りを決めていたからです。
終わりがあると思えたことで、不思議と気持ちが少し楽になりました。
今振り返ると、画面ではなく、お互いの顔を見ながら笑い合った時間は、親子にとって何よりの宝物だったと感じています。
まとめ|完璧を目指さなくて大丈夫
ここまで、赤ちゃんの「聞く力」を育むために、我が家で取り入れていたことをご紹介しました。
実は、そんな我が家ですが、子どもは小学校高学年になる頃には近視になり、眼鏡をかけるようになりました。
「あんなに3歳まで画面を控えていたのに!」と思わず笑ってしまいましたが、近視は遺伝や成長、生活習慣など、さまざまな要因が重なって起こると考えられています。
だから、「スマホを見せなければ絶対に近視にならない」とも、「画面を見せたから近視になった」とも言い切ることはできません。
それでも私は、あの頃の選択を後悔していません。
画面を見る代わりに、たくさん話しかけ、一緒に歌を歌い、英語や中国語の音を楽しみながら過ごした時間は、子どもにとっても私にとっても、かけがえのない思い出になりました。
育児は、思い通りにならないことの連続です。
だからこそ、完璧を目指さなくて大丈夫。
「今日はたくさん話せたね。」
「一緒に歌えて楽しかったね。」
そんな小さな積み重ねが、子どもの成長だけでなく、親子の大切な思い出にもつながっていくはずです。
ぜひ、ご家庭のペースで「音のある毎日」を楽しんでみてくださいね。
